英語が話せなかったエンジニアでも、
海外スタートアップで活躍できた理由

Lead Android Developer
代蔵 巧

Profile:

サイバーエージェントにてエンジニアを経験後、大学院博士課程へ進学。ユーザインターフェースを研究する傍ら、約1年間休学し、YOYO HOLDINGSへ参加。「PopSlide*1」の立ち上げに伴う開発をリードする。復学した現在も日本から遠隔で開発に従事している。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施するIT人材発掘・育成プログラム「未踏プロジェクト」への参加経験も持つ。


— Android向けロックスクリーンアプリ「PopSlide」の開発を担当

Android向けロックスクリーンアプリ「PopSlide*1」を、新規開発の段階よりLead Android Developerとして担当しています。元々、日本でのAndroidアプリ開発経験はありましたが、東南アジアでの開発は初めての経験。日本では起こりえないような特有の課題も多く発生するので、調査・開発・テストを日々繰り返し、リリースまで辿り着きました。


— 新興国モバイル開発の挑戦

東南アジアでは種々様々なAndroid端末が出回っているため、日本国内向けの開発では通常意識しないようなことを開発時に気にしなければなりません。対応端末数が多い上、スペックや解像度の違いがUIに大きく影響します。新興国の開発環境の違いについて分かりやすい例が、FacebookのAndroidアプリ。東南アジアやインドでは現地のロースペック端末向けに最適化されたアプリがリリースされているんです。全ての環境に対応することは当然難しいので、PopSlideではFacebookアプリが動く環境を指標に開発・対応をしています。


ー 自ら提案して、新しい技術チャレンジができる環境

現在は、Square社製のライブラリを多く利用していますが、基本的には気になった技術・開発環境があれば多少の検証を行い、パフォーマンスに問題が無ければ利用、問題があればすぐに外すというスタンスを取っています。例えば最近では、話題になっているリアクティブプログラミングもRxAndroid,Retrolambdaを利用してPopSlideに導入しました。また、CircleCIを使ったCI環境の構築など、開発環境の構築も合わせて行っています。自分自身で色々と試しながら開発を進められることが、スタートアップならではの魅力かもしれません。現在のPopSlideは、まだ改良できる点が多くある上、新しい施策も検討している状況です。今後の他国展開でも、新しい課題が発生することは避けられません。そんな環境を機会と捉えて、積極的に新しい技術チャレンジを行っていきたいですね。


— エンジニアをしながら、英語を勉強するためYOYOへ

フィリピン・マニラに開発拠点を置くYOYOへの入社の経緯としては、英語が大きく関係しています。YOYOの事業開発責任者が大学の先輩で、エンジニアを探していると声を掛けられたのですが、英語が苦手で中学校レベルの自分にとってフィリピン人と英語で仕事をするということは無謀に見え、断っていました。そんな中、英語の必要性を強く認識すると共に、自分の英語力に危機感を感じた出来事がありました。本格的に英語に取り組みたいと考えた際、YOYOでは開発に従事しながら英語学習制度*2を使って勉強ができるという話を思い出し、最終的に参加を決めました。

フィリピンでは、毎日2時間オフィスで英語の先生と勉強をしていました。それ以外でも、業務中の会話や現地スタッフとランチに行く機会など日常的に英語を使う必要に迫られる環境のおかげで、英語力が伸びていったと思います。フィリピン人の明るくポジティブな性格や、マンガなど日本の文化に関心が強く気軽に話せるメンバーが社内にいることにも助けられ、今では問題なく日常会話ができるようになりました。1年前と比べると考えられないような進歩です。他にも、英語の勉強も兼ねて海外の情報サイトを積極的に見るようになったことで、以前よりも最新の技術情報が得られるなど、嬉しい変化がありました。英語ができない自分にとっては遠い世界のように感じていたシリコンバレーにも、意識的には少し近づけたかもしれません。


ー 国籍問わず、経験豊富、志が高いメンバーが集まっている環境

渡比前に気になっていたことといえば、フィリピンのエンジニア事情。「優秀なエンジニアがいないのでは…」と心配をしていました。実際に来てみると、状況は良い意味でイメージと異なっていました。

YOYOにはエンジニア・非エンジニアとも優秀なメンバーが集まっています。例えば、あるフィリピン人のエンジニアは、一流の開発力はもちろん、Dockerなど新しい技術の勉強会を主催しており、マニラのエンジニアの中心人物として活動をしています。前職の大手企業でも優秀なエンジニアとして働いていましたが、Perlでの開発や自分でサービスを成長させる醍醐味を求めてYOYOに転職したそうです。

非エンジニアでも、大手外資企業のカントリーマネージャーからの転職者や一流大学の卒業生などが集まっています。大企業でも戦える実力がありつつも、アジア全体を舞台とするスタートアップで会社やサービスとともに成長したいという志が、メンバー全員に共通している点かもしれません。


— スタートアップ、東南アジア、リモートワーク。多様な働き方を経験中

YOYOに参加してからは、エンジニアとして働きつつも、代表が資金調達に奮走する姿、調達が決定した瞬間、新サービスの立ち上げ…など、スタートアップならではの動きを間近で体感してきました。しかも、異なる国籍のメンバーと一緒に働く環境。両方とも日本拠点の企業でエンジニアをしているだけでは得られなかった経験です。

現在は日本からリモートワークで引き続き開発に携わっていますが、特に不便さは感じません。SkypeやSlackなどを使ってフィリピンにいた時と同じように携わっています。昨年末にヨーロッパ旅行をしていた時は、シベリア鉄道やヨーロッパ各地でも開発していました(笑)ただやはり、せっかくの機会なので多様なメンバーと現地で一緒に働くことを是非経験してみて欲しいです。

仕事以外の面でも、フィリピン国内には世界的に有名なビーチも多いし、東南アジア圏であれば簡単に安く旅行できるし、魅力的な場所だと思います。趣味がプログラミングで出不精な自分にとっては、スタバなどの長居できるカフェもあって日本にいた時と大きく変わらない生活ができたことがポイントでした。

今の自分は、以前の生活では得られなかったような経験や成長チャンスに恵まれていると思います。英語を学びながら、エンジニアとしてもスキルを磨ける海外スタートアップなんて環境、他には無いのでは?これからもメンバーたちと切瑳琢磨しながら、成長していきたいです。


*1 PopSlide: プリペイド携帯電話の通信料金を報酬とした、新興国のAndroid向けロックスクリーン・リワードアプリ。ロックスクリーン上に広告、ニュース、エンタメ情報、天気予報、新着アプリ、懸賞情報などの情報を配信し、利用者がそのロックスクリーンを解除したりコンテンツを読んだりするだけで、プリペイド携帯の利用料金(ロード)を得ることができる。フィリピン・インドネシアなどで展開中。

*2 英語学習制度: メンバー間は多様な言語でやりとりされていますが、やはり共通言語は英語。英語が不得意なスタッフは、フィリピン人の優秀な英語教師からレッスンを受けることが可能。


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jobs@yoyo-holdings.com